「最初に戻る」、「くり返す」など、演奏の順番を表す記号があります。
このような記号を「反復記号」と言います。
下の楽譜をご覧ください。
4小節目の始めに次のような記号があります。
7小節目の終わりは次のような記号ですね。
これらの記号の間を繰り返し演奏します。
最初の楽譜の場合、演奏する順番は下のようになります。
A→B→C→D→E→F→G→D→E→F→G→H→Ⅰ→J
次のように、繰り返し始めの記号がない場合もあります。
このような場合は最初から繰り返します。
演奏する順番は、A→B→C→D→E→F→G→A→B→C→D→E→F→G→H→Ⅰ→Jです。
見やすくするために、反復記号の上下に二重線を描く場合もあります。
見やすくするためだけの二重線なので、記号の意味は同じです。
次のように、繰り返しの終わりと始めを合体させる場合もあります。
演奏の順番は、A→B→C→D→B→C→D→E→F→G→E→F→G→H→Ⅰ→Jです。
” 「 “のような記号を付けることで、繰り返し演奏時の小節を変更することもできます。
下の楽譜をご覧ください。
最初はDを演奏しますが、2回目の演奏時はDではなくEを演奏します。
演奏の順番は、A→B→C→D→B→C→E→F→G→H→Ⅰ→Jです。
次のように、3回以上の反復を表す場合もあります。
演奏の順番は、A→B→C→D→B→C→E→F→B→C→G→H→Ⅰ→Jです。
次回は他の反復記号について解説します。
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