【20】音階と和音の関係~和音の役割その2~【基礎編】

前回、「トニック」、「サブドミナント」、「ドミナント」という言葉は、その和音が持つ働きを表していると解説しました。

今回は、これらの和音が持つ働きを解説していきます。

和音 音名 ピッチ 音楽理論 楽典 ギター 短音階 イ短調 長三和音 短三和音 四和音 セブンス セブンスコード ディミニッシュ マイナーセブンス オーギュメント コード フラッテッドフィフス 主要三和音 副三和音 和音記号 ドミナント サブドミナント トニック

「トニック」は、曲の中心になる和音で、とても安定しています。

「安定」というのは、「響きがきれい」という意味ではありません。

その曲の中で、「落ち着く響き」という意味です。

曲の中で最も基本的なコードで、ここからどのコードにもスムーズに進行できます。

曲の最初と最後はだいたいトニックです。

トニック以外で終わると、まだ曲が終わってないような、不安な感じになってしまうことが多いです。

あえてトニック以外の和音で終わる情緒的な曲もあります。

「 T 」と略して表記されたりします。


「ドミナント」は、 主要三和音の中では一番緊張感がある和音で、とても不安定です。

不安定なので、次に弾く和音は安定しているトニックであることが多いです。

トニック以外を弾いてはいけないということではありませんが、ドミナントのあとはトニックが基本です。

「 D 」と略して表記されたりします。


「サブドミナント」は、 彩りや発展的な印象を加えてくれる和音で、ドミナントほどではないですが、不安定です。

サブドミナントのあとは、トニックにもドミナントにも進行できます。

「 SD 」と略して表記されたりします。

副和音にも機能があります。

次回は「副和音の機能」を解説していきます。

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