前回は「調」とは何かを解説しました。
今回は、「調」の頭につける「嬰(えい)」と「変(へん)」について解説していきます。
「嬰ハ短調」や「変ロ長調」のように、頭に「嬰」や「変」がついている調があります。
「嬰」は、音階の最初の音に#がついたときにつけます。
こちらは「嬰ハ短調」です。
最初の音「ド」に#がついています。
他にも#がついている音がありますが、他の音は関係ありません。
最初の音にだけ注目してください。
こちらは、最初の音「ミ」に♭がついています。
音階の最初の音に♭がついたとき、頭に「変」をつけます。
この場合は、「変ホ長調」です。
音階の最初の音に#がつくと「嬰」を頭につける。
音階の最初の音に♭がつくと「変」を頭につける。
この法則を覚えておきましょう。
ちなみに、
#は「シャープ」と言いますが、日本語式の名前は「嬰」、
♭は「フラット」と言いますが、日本語式の名前は「変」です。
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