【12】調・キーとは【基礎編】

どんな曲も、基準にしている音があり、ある音階のルールに従って作られています。

その曲が、どの音を基準にしているのか、どんな音階に従っているのかを言い表してくれるのが、「調(キー)」です。

例えば、下のような「ドレミファソラシド」は、「ハ長調」と言います。

まずはこの「ハ長調」を使って「調(キー)」について説明していきます。

音程 音名 ピッチ 音楽理論 楽典 ギター

まずは音階に注目してください。

基礎編10で、長音階について解説しました。

長音階の階名は必ず「ドレミファソラシド」になります。

もちろん上の音階は「長音階」ですね。

次は音名に注目してください。

音名も「ドレミファソラシド」ですね。

「ド」から始まっています。

音階の基準になる音は、音階の最初の音です。

※音階の最初の音のことを「主音」と言います。

「ド」は、日本語式の言い方にすると「ハ」です。

※日本語式の言い方は、基礎編その1にまとめています。

 「ドレミファソラシド」は「ハニホヘトイロハ」です。

基準の音は「ハ」音階は「長音階」

この2つを合わせて「ハ長調」と言います。

音程 音名 ピッチ 音楽理論 楽典 ギター

音階に注目してください。

階名は「ドレミファソラシド」なので「長音階」ですね。

最初の音名に注目してください。

「ファ」ですね。

「ファ」の日本語式の言い方は「ヘ」です。

基準の音は「ヘ」、音階は「長音階」。

この2つを合わせて「ヘ長調」と言います。

以上のように、長音階の規則に従って作られた曲を「長調」と言います。

「長調」は「長音階」の音を使っているので、明るい雰囲気の曲になります。

音程 音名 ピッチ 音楽理論 楽典 ギター

ではこの場合はどうなるでしょうか。

音階に注目してみましょう。

基礎編11で短音階について解説しました。

短音階の階名は必ず「ラシドレミファソラ」になります。

階名が「ラシドレミファソラ」なので、上の場合は「短音階」ですね。

次は最初の音名に注目してください。

「ラ」ですね。

「ラ」の日本語式の言い方は「イ」です。

基準の音は「イ」音階は「短音階」

この2つを合わせて「イ短調」と言います。

以上のように、短音階の規則に従って作られた曲を「短調」と言います。

「短調」は「短音階」の音を使っているので、暗い雰囲気の曲になります。

「調(キー)」は、その曲の音階の最初の音と、長音階か短音階か、明るい曲か暗い曲かを教えてくれるものです。

覚えておくと便利です。

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