コードを覚えていく前に、ギターの正しい弾き方・フォームを確認しましょう!
前回覚えたEm7コードを弾きながら、正しいフォームを覚えていきましょう!
まずは姿勢です。
座って弾く場合、猫背になりすぎないようにしましょう!
将来ライブに出る予定がある方は、特に弾く姿勢が大切です。
弾き語りでライブ活動していく場合、立って弾かなければならないステージの方が多いです。
座って猫背の状態で弾けるようになっていても、立った状態だと全然弾けなかったりします。
座って弾くときも、なるべく背筋をのばして、立っているときとあまり変わらない状態にしましょう!
ここで注意なのですが、背筋をのばしきる必要はありません。
よく勘違いして、背筋をまっすぐにのばしきってしまう方がいますが、
その姿勢ではギターはうまく弾けません。
「立った状態だと、背筋はまっすぐになってるんじゃないの?」と思っているかもしれませんが、
プロのライブ映像を見てみてください。
ほどよく前のめりになっています。
猫背になっているわけではありません。
座って弾いているプロの方も、背筋をのばしきっているような方はいないと思います。
背筋をのばしきってしまうと、指板が見にくく、手も指も動かしづらくなります。
背筋をのばした状態から、ちょっと前のめりになるくらいを意識しましょう!
人によって体の大きさはちがうので、どれくらい前のめりにするかは個人差がありますが、
私はこれくらい前のめりです。
次は右手です。
今回はピックで弾く場合について解説します。
指で弾きたい方はこちら。
「ピックの正しい持ち方」は、その時代や流行によってコロコロ変わります。
人によって、弾きやすい持ち方は全然ちがったりします。
ですが、基本的にはこれから説明するように持ってください。
手のにぎり方は、たまごをにぎっているようなイメージです。
ねこの手を作るというイメージでも良いでしょう。
人差し指の先にピックを乗せて、親指の腹でピックを固定しましょう!
ぎゅっとピックをつまむのではなく、たまごをにぎっているイメージを忘れず、やさしくピックを持ってください。
アコースティックギターを弾く場合は、ピックの先端をこれくらい出しておくのが良いでしょう。
基本的にはこれくらいピックを出しておき、自分が弾きやすい長さに調節していきましょう!
右うでは、だいたいこれくらいの角度になるようにしましょう!
人によってうでの長さがちがうので、正しい角度は人によってちがうのですが、
ひじの角度は、6弦より上にピックがあるときは60度~70度、1弦より下のときは80度~90度になるくらいがちょうどいいです。
右手は、肩から、ひじ、手首まで、なるべく力を抜きましょう!
最初はどうしても力が入ってしまうかもしれませんが、変に力が入っていると、うまく弾けません。
まずは右うで全体の力を抜くことを意識しましょう!
最後に、左手のにぎり方について解説していきます。
左手のにぎり方は、大きく2パターンあります。
まずはこのようににぎるパターン。
人差し指のつけ根と親指で固定します。
このにぎり方は、色んな弾き方に対応できるので覚えておきましょう!
手の小さい人でも指を広げやすいにぎり方です。
続いて2つ目のパターン。
がっつりネックをつかんでいるみたいですね。
このにぎり方は、手の小さい人にはあまりオススメできませんが、
6弦の音を出したくないときに、親指でしっかりミュートできるにぎり方です。
※ミュートとは、指で軽くふれて弦の振動をおさえることで、鳴らしたくない余分な音を鳴らさないようにすることです。
しかし、このフォームだと指を広げにくく、色んなフレーズにすぐに対応しにくいフォームでもあります。
人によって手の大きさも、使ってるギターもちがうので、
「どちらのフォームが弾きやすいか」、「音がきれいに鳴るか」は人によってちがいます。
自分の手の大きさや、ギターのネックの太さなどを考えて、自分に合うにぎり方を見つけましょう!
ちなみに私は、アコースティックギターでコードを弾くときは基本的に2つ目のにぎり方ですが、フラメンコギターを弾くときは1つ目のにぎり方です。
ピックで弾く場合の正しいフォームについて、解説は以上です。
ある程度弾けるようになったら、自分をかっこよく見せられるフォームを探してみるのもいいかもしれません。
正しいフォームを覚えたら、どんどん弾けるコードを増やしていきましょう!
次回からコードの弾き方を解説していきます。
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