dimは、「diminished」の略です。
「diminish」には、「減音する」、「半音低くする」という意味があります。
左が「Cメジャー」、右が「Cdim(ディミニッシュ)」です。
弾き比べてみましょう。
「ドレミファソラシドを弾いてみよう!」の1つ目と2つ目の弾き方を思い出してください。
dimとは、メジャーコードの3度と5度の音を半音下げたコードです。
Cdimの場合、「ドレミファソラシド」の3度の音「ミ」と5度の音「ソ」に、「♭」をつけるだけです。
Cメジャーの1弦3フレットをミュートして、4弦5フレットを4フレットに、2弦5フレットを4フレットに変えればCdimになります。
ここで注意ですが、ジャズの場合、dimはdim7というコードのことを意味します。
dim7とは、今回説明したdimに「ラ(厳密にはシ♭♭)」の音を加えた4つの音を鳴らすコードです。
音楽理論には、クラシック系とジャズ系の2つの流派があります。
クラシック系は、基本的にコードは3つの音で構成されているものとして考えます。
それに対してジャズ系は、4つの音でコードは構成されているものとして考えます。
そのため、Cdimを弾いてと言われたら、クラシック系の人は「ドミ♭ソ♭」を弾き、
ジャズ系の人は「ドミ♭ソ♭シ♭♭」を弾きます。
本サイトではdimとdim7を分けて考えていますが、バンドなどで他の人と演奏するときにdimが出てきたら、3つの音でいいのか、4つ目の音も鳴らすのか確認しておくのが良いでしょう。
dim7については次回解説します。
コメント